ジャグラーシリーズはボーナス確率の高い(当たりやすい)機種ですから、腰を据えて打っていると、何十回とボーナスを引けたりします。ボーナスを揃えて消化し始めれば、多くのメダルを獲得できるので、消化する事自体が嬉しいものです。
そんな嬉しいボーナス当選ですが、実はボーナスを揃える前に出来る、ちょっとお得な打ち方があるのをご存知でしょうか。これをやるとやらないとでは、長い目で見ると大きな差がつきます。
それは…「1枚掛けでのブドウ抜き」です。
「ブドウ抜き?なにそれ」と思った方も多い事でしょう。今回の記事では「ブドウ抜き」について、その解説や実践方法を詳しくご説明させて頂きます。
ブドウ抜きを習得すれば、これまで以上にジャグラーを楽しく、そしてお得に楽しめるようになりますので、是非最後までご覧になった上で、ブドウ抜きを会得してください。
ジャグラーシリーズの「ブドウ抜き」
ブドウ抜きとは?
まずは、「ブドウ抜き」とは何なのかについて解説します。
ブドウ抜きについて理解するためには、まずは多くのジャグラーシリーズ機種が「ボーナス優先制御」であることを知っておく必要があります。
パチスロには、内部的にボーナスが成立している状態で小役が成立した場合、どちらを優先的に揃える制御が働くかという点で、「ボーナス優先制御」と「小役優先制御」の2種類があります。ボーナス優先制御とは、小役よりもボーナスを優先して揃える制御であり、小役優先制御とはボーナスよりも小役を優先して揃える制御のことです。
例えばジャグラーシリーズを例にすれば、GOGO!ランプが点灯している状態(内部的にボーナスが当選している)で、ボーナスを揃えるためにレバーオンをしてリールを回転させたところ、そのゲームで内部的にブドウが成立したとします。この状態でボーナス絵柄を揃えようとした場合、多くのジャグラー機種はボーナス優先制御ですから、ブドウを揃えるよりもボーナスを揃える方を優先した制御によって、ボーナスが揃う事になります。
それに対して、ジャグラーシリーズ内では例外的に小役優先制御となっているハッピージャグラーシリーズの場合、同じ状況であればブドウを揃える事が優先させます。内部的にブドウが揃っている状態であれば、どれだけ正確にボーナス絵柄を狙ったとしても、ボーナスを揃える事ができません。ちなみにこれはブドウが取りこぼしの無い小役(どのような打ち方をしても内部的に成立していれば必ず揃うリール配列になっている)であるために生じる現象です。チェリーのような取りこぼしのある小役の場合、チェリーが揃わないように気を付けながらであれば、内部的に小役が成立していてもボーナスを揃えることは可能です。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
ジャグラーシリーズは現行機種では珍しい『ボーナス優先制御』の機種が多く、小役とボーナスが同時に成立&揃う事の出来る押し位置だった場合、ボーナスが優先的に揃う事になります。
しかし、これから紹介する手順を実行すると、内部的にブドウが成立しているか否かを察知する事が可能となります。
そうすると、ブドウが成立している場合はボーナスを揃えないようにする事でブドウを入賞させる事が出来るのです。このテクニックを「ブドウ抜き」と呼んでいます。そのままボーナスを揃えるより、ブドウの払出しを受けてから次ゲームに1枚がけで再びボーナスを揃えた方がお得なので、こういった小技が実行されています。
成立確率は3枚掛けの時に比べれば低いのですが、損せず実行できる手順ですので、是非とも実行して頂きたいと思います。
ブドウを入賞させてメダルを獲得する事をなぜ「抜き」と表現するかと言うと、スロッター用語として「メダルを出す=メダルを抜く」というような表現を用いる事がある為です。例えば、「昨日あの店のマイジャグ5で3000枚抜いた」といったように使います。ただ、一部のコアユーザー以外はあまり使わないような印象もあるので、自分で使うためではなく知識として知っておく程度で良いでしょう。
対象機種
今回の手順が有効な現役機種は以下の通り。
- アイムジャグラーEX
- ファンキージャグラー2
- マイジャグラー5
- ゴーゴージャグラー3
- ジャグラーガールズSS
対象外機種
- ハッピージャグラーVⅢ
ハッピージャグラーVⅢは、ジャグラーシリーズ機種としては珍しい「小役優先制御」です。ブドウ抜き手順を実行しなくても、内部的にブドウが成立していれば勝手にボーナスよりもブドウを優先して揃えてくれます。
ブドウ抜き手順の解説
それでは実際にブドウ抜きを行う手順を解説します。ここでの説明は、ゴーゴーランプが光っている状態を前提とします。
まずは1枚掛けでリールを回し、中リールの上段or中段に7を狙う。
この時7を枠上に押してしまうと、この手順の法則が当てはまらないので注意して下さい。
中リール下段7停止の場合
小役未成立orリプレイ。ボーナスを揃えに行き、リプレイが揃ったら手順の最初からやり直す。
中リール上段7停止の場合
ブドウの成立が濃厚(ごく稀にチェリーの可能性あり)。左・右リールにボーナス絵柄を避けてブドウを揃える(チェリーの可能性も考慮して左リールにチェリーを狙うと尚良い)。
中リール中段7停止の場合
目押しが正確ならブドウ濃厚(ごく稀にチェリーの可能性あり)なので、左・右リールにボーナス絵柄を避けてブドウを揃える(チェリーの可能性も考慮して左リールにチェリーを狙うと尚良い)。
左リール枠上~上段に7を狙う
上記のように左リール上段に7が停止した場合にはブドウが成立しているので、右リールにボーナス絵柄を避けてブドウを揃える。
左リール中段まで7が滑って来た場合には、ブドウは成立していないので、右リールにボーナス絵柄を狙って揃える。
中リールの目押しに自信がある場合はこの手順を行う必要はないが、行うことで損をするものでもないので念のために実行する事を推奨。
ブドウ抜きというゲーム性
以上の手順をボーナスが成立する度に実行する事で、実行しなかった場合と比べると、長い目で見ると大きな差が出てきます。1回ごとに得られるメダルは微々たるものですが、塵も積もれば山となるように、ブドウも積もればドル箱となるのです。
こういった細かな技術介入性がある事で、ジャグラーのゲーム性が豊かなものとなっている事を、ブドウ抜きを実践して、実際にブドウを収穫する度に実感します。
シンプルなゲーム性がジャグラー最大の美点であり、同時に少々退屈に感じる時もある部分です。そんなジャグラーのゲーム性にアクセントをつける意味でもブドウ抜きには大きな価値があると言えるでしょう。
今まで実践したことの無かった方も、これを機に是非とも実践して、ジャグラーのゲーム性を豊かにして、今まで以上にジャグラーライフを楽しんで頂ければと願います。
ジャグラーの打ち方いろいろ解説
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©KITA DENSHI