絶対に設定6を使わない店で稼働するメリットとデメリット【ジャグラー稼働のスタンス】

粘土6

ホールデータを注意深く観察したり実際に実戦した経験値が貯まって行くと、「このホールは設定6をつかっていないな」と判断できる状況も存在します。

ハイスペックジャグラー(最高設定の機械割が高い機種)はもちろんの事、アイムジャグラーのような設定6ですらさほど出玉性能の高くない機種に関しても、恐らくは設定6を使っていないと判断できるホールは少なからずあります。

そういったホールを発見した時(通っているホールがそういったホールだと判断出来てしまった時)にどうするべきかという話ですが、その判断は人によって大きく異なって来ます。

今回はそういった設定6を使わない店で稼働するメリットとデメリットについて触れて行きたいと思います。

設定6を使うホールのメリット・デメリット

ジャグラーに設定6を使うとは言っても、スペックによって態度を変えているホールというのも多いものです。

多いパターンとしては以下のようなケースが考えられます。

  1. ハイスペックジャグラー、ロースペックジャグラー共に設定6を使う
  2. ハイスペックジャグラーに設定6は使うがロースペックジャグラーには設定6を使わない
  3. ハイスペックジャグラーに設定6は使わないがロースペックジャグラーには設定6を使う

それぞれのケースで状況は大きく変わって来ますが、設定6が期待できる環境というのは当然のことながら「設定6を打てる可能性がある」というのが最大のメリットです。

ハイスペックジャグラーの設定6を打つことが出来れば高い可能性で勝利を得られますし、ロースペックジャグラーであったとしても長い目で見ればしっかりとプラス収支を積み上げる事ができます。

しかしこれまた当然のことながら、ジャグラーを打って勝ちたいと思っているユーザーの多くにとって同様の事が言えるので、こういった設定6を確りと使うホールというのは競争率が高くなりやすいのです。

特にハイスペックジャグラーに設定6を投入する事が周知されているホールというのは、その分高設定を狙うライバルの数も比例して多くなります。

ハイスペックジャグラーには設定6を投入せずロースペックジャグラーには設定6を投入するようなホールの場合だと前者よりは随分と競争率が低くなります。

いくら設定6が投入されているからといって自分がその台を打つことができないのであれば意味はありませんから、競争率と設定6を打てる期待度を天秤にかけて自分自身がそのホールで設定狙いをするべきか否かを判断するようにしましょう。

さらにいえば、設定6を多用するホールというのは基本的にその分を他の台で回収しようとしています。

その「他の台」というのがジャグラーシリーズ以外のパチスロ機であったり、あるいはパチンコであったりする分にはジャグラーユーザー的には然程関係ない話ですが、その機種自体の中で調整する事を考えているとした場合には、設定6が多く投入されるという事は、その分だけ低設定の割合が増えるという事にも繋がります。

ですから設定6を投入するホールで稼働する場合は、設定6を掴めなければ苦しい戦いを強いられやすいという事も言えるんです。

設定6を使わないホールのメリット・デメリット

対してジャグラーシリーズに設定6を使わない店のメリットとデメリットは何かという話ですが、これは設定6を使うホールのメリットとデメリットを裏返してみれば自ずと分かるのではないでしょうか。

最大のデメリットは何と言っても「設定6が打てない」事ですね。

何しろ設定6を使わないホール(であると判断しているホール)なんですから、ちょっと良さそうな挙動をしたところでそれは最高でも設定5が良い方にブレたに過ぎません。

そう考えると夢の無い話になってしまいますね。

とは言え、ハイスペックジャグラーの設定5であればロースペックジャグラーの設定6と同等、あるいはそれ以上の機械割を有している事も多いですから、そういった意味ではそこまで悲観する必要もないかも知れません。

一方でロースペックジャグラーで設定6が投入されないというのは中々厳しいものがあります。そういったケースではそもそもの高設定狙いの選択肢から除外するというのも考え方としてはアリでしょう。

とは言えこういった設定6に期待できない環境と言うのは、設定6を期待して打つことが出来る環境と比較すれば圧倒的に競争率が低い事が考えられます。

ハイスペックジャグラーの設定5なら十分に旨味のある台だと言えますし、仮にロースペックジャグラーの設定5だったとしてもそれをライバル不在かつ高確率で打つことが出来るのであれば、そういった稼働を選択肢の一つとして考えるのも悪くないと言えるでしょう。

そしてこういった設定6を使わないホールの中には、設定6を使う代わりに中間設定を増やす、あるいは低設定を減らすという事を意識しているホールというものも存在しています。

そういったホールの場合、設定6を使うホールに比べると「遊べる」環境にあるとも言えるので、設定6にたどり着けなかった時のダメージが少なく済みやすいという事も言えるのです。

ただ誤解のないように付け加えておくとするなら、設定6を使っていないと判断できるようなデータのホールが必ずしも中間設定を多く使っているとは限りません。

圧倒的な利益優先の営業をしているようなホールの場合、設定6はおろか設定5すら存在しない中で低設定だらけ…などといった惨状も実際に存在している点には留意して下さい。

高設定狙いは設定状況と競争率のバランスで判断するべし

高設定狙いをする場合の最終目標は、「自分が高設定の台を打つ」ことにあります(さらに長い目で見れば着実にプラス収支を積み上げる事)。

重要なのはそこにたどり着ける確率を高める事、そしてたどり着いた時に得られるリターンをできるだけ高くする事(つまりはより高い設定、高い機械割の台を掴む事)。

この二つの要素はそれぞれ密接に関係していて、高機械割の台ほどたどり着くのが難しいのが普通ですし、逆に低機械割の台ほどたどり着くのが容易となります。

そんな中で少しでも条件の良い環境を見つけ出して稼働する事がジャグラーシリーズで勝ち続けるために必要な考え方となります。

例えば、「設定6をしっかりと投入しており、その狙い台も定める事ができるのに競争率が低い」…そんな環境は極めて理想的ですよね。

そこまで行かずとも、「設定6はおそらく投入されていないものの、設定5は多数投入されていて自分が掴める可能性も高い」…こんな環境も悪くはないでしょう(特にハイスペックジャグラーの設定5に期待できるのであれば)。

逆に、「設定6をしっかり投入してはいるものの、競争率が高すぎて高設定を中々掴めない」…このような環境だといくら設定6の絶対数が多いとしても厳しい戦いを強いられるのは目に見えています。

重要なのはリスクとリターンのバランスですから、リスク(狙い台の精度、競争率)とリターン(狙う設定の機械割)をよく考えつつ日々の稼働を行ってもらえればと思います。