通常時にチェリー狙いをしない場合の損失額【適当打ちでチェリーこぼし】

一部の例外を除いて、多くのジャグラーシリーズ機の通常時に関して、大きく分けて二通りの打ち方がホールで実践されていると思ます。

それは、「チェリーを狙う打ち方」と「適当押し」の二つです。

チェリーを狙う意図は、2枚の払い出しをしっかり受けるためですが、では実際に適当押しだとどれぐらい損しているのでしょうか。

チェリーの出現率

チェリーの出現確率はジャグラーシリーズの中でも機種毎に異なっており、それが分からない事には何枚損しているかもわかりません。

基本的にはどのジャグラーも概ね似たような出現率にはなっていますが、正確な数値を確認してみる事にしましょう。

ここではジャグラーシリーズの中でも設置台数がずば抜けて多い、『アイムジャグラー系機種』と『マイジャグラー系機種』に絞って話を進めて行きます。

アイムジャグラー系機種のチェリー確率

設定 角チェリー
設定1 1/33.57
設定2 1/33.57
設定3 1/33.57
設定4 1/33.23
設定5 1/33.03
設定6 1/33.03

マイジャグラー系機種のチェリー確率

設定 角チェリー
設定1 1/36.03
設定2 1/35.95
設定3 1/34.69
設定4 1/33.51
設定5 1/33.40
設定6 1/33.23

適当押しの場合、チェリーをどの程度取りこぼす?

適当押しだからと言って毎度毎度チェリーを取りこぼすわけではありません。

パチスロのリールはストップボタンを押した時点から4コマまでは余計に回る(すべる)事が出来ますから、押した位置+上4コマ以内にチェリーが有ればしっかりとチェリーの払い出しを受ける事ができます。

しかし例外として、ボーナス同時当選時はチェリーを引き込めるor枠内にある場合でも7絵柄を優先して引き込むor停止します。

この話に関しては、小役優先制御とボーナス優先制御について語った記事を読んで頂けると分かりやすいでしょう。

話をチェリーの取りこぼしに戻します。

適当押しの場合チェリーをどの程度取りこぼすかについては、リール配列を見て「ここで押すとチェリーを取りこぼすな」というポイントが何か所あるかを数える事で分かります。

これはアイムジャグラー系のリール配列です。

このリール配列の左リールを見ながら「押した位置+上4コマ以内にチェリーがない場所」を数えて行きます。

すると…7か所ある事がわかりました。

ジャグラーのリールは21コマ(押し位置が21通り)ですから、7/21=1/3の割合でチェリーを取りこぼす事になります。

この法則はどのジャグラー機種にも共通している特徴でありますから、「ジャグラーシリーズは順押し適当打ちすると1/3でチェリーを取りこぼす」という事になりますね。

つまりは何枚損しているのか

「ジャグラーシリーズは順押し適当打ちすると1/3でチェリーを取りこぼす」という事が分かったので、あとは簡単な計算をするだけですね。

例えばアイムジャグラー系機種で設定1の場合、チェリー確率は1/33.57であり、その1/3を取りこぼすので「1/33.57×1/3=1/100.71」というのがチェリーを取りこぼす確率となります。

例えばマイジャグラー系機種で設定1の場合、チェリー確率は1/36.03であり、その1/3を取りこぼすので「1/36.03×1/3=108.09」というのがチェリーを取りこぼす確率となります。

多少の設定差はあるものの、それほど大きな差ではないので、一部の例外(ハッピージャグラーはチェリー確率がもっと悪い)を除いて、ジャグラーシリーズは概ね「適当打ちだと1/100程度の割合でチェリーを取りこぼす」と言えます。

チェリーは払い出しが2枚ですから、「多くのジャグラーシリーズ機種は、適当打ちをすると約100Gに2枚の損失」が発生する事が分かりました。

たかが2枚も積もれば大きい

損失が100Gにたったの2枚なら別に適当押しでも良いか…と思う人も少なからずいるのではないでしょうか。

実際問題それはそれでアリだと思いますし、チェリーを狙って打つのが面倒でストレスの元になっているような場合なら、適当打ちをお勧めします。

しかし100Gに2枚の損失も、1000G回せば20枚、5000G回せば100枚、仮に10000Gも回せたものなら200枚ほどの損失となってしまいます。

通常時にチェリーを狙って打つことが億劫にならない人であれば、基本的にはチェリー狙いで打つことをお勧めしたい所ではあります。

枚数的な損失よりむしろ、ジャグラーを楽しむ上ではチェリーを狙って打った方がより楽しめると思いますので、出来ればチェリー狙いで打つ習慣を付けて頂きたいと思います。