ジャグラーシリーズを打っていると、ビックリするような連チャンに遭遇したり、思わず目を覆いたくなるようなハマリに遭遇したりする事も少なくないですよね。
以前、ジャグラーシリーズ機種で〇〇〇ゲーム以内に当たる確率や大ハマりに遭遇する確率についての記事を書いたことがありました。
これらの記事でも書いたように、ある程度の割合で連チャンや大ハマりが発生する訳ですが、とは言え長い目で見た場合、それぞれの機種のそれぞれの設定なりの数値に近づく事になります。
という事は、大ハマりを食らった後にはそれを補うような連チャンが訪れたり、逆に連チャンした後には大ハマりを食らいやすかったりするのでは?と思えて来ますよね。
今回はそういった疑問を解決して行きたいと思います。
ボーナス確率の収束
パチスロの高設定を打つ事で勝利を目指そうとした場合、高設定と判断した台であれば、たとえ現状では酷いボーナス確率であったとしても、我慢して打ち続けるのが正解となります。
例えばジャグラーシリーズに関して言えば、レギュラー確率ばかりが良くてビッグ確率が悪いパターンが最たる例でしょう。
マイジャグラー4を例に考えて見ましょう。
設定 | BIG | REG |
---|---|---|
設定1 | 1/287.4 | 1/431.2 |
設定2 | 1/282.5 | 1/364.1 |
設定3 | 1/273.1 | 1/341.3 |
設定4 | 1/264.3 | 1/292.6 |
設定5 | 1/252.1 | 1/277.7 |
設定6 | 1/240.9 | 1/240.9 |
このように、BIG確率と比べてREG確率に大きな設定差が存在していますね。
BIG確率が「設定1(1/287.4)~設定6(1/240.9)」という差であるのに対して、REG確率は「設定1(1/431.2)~設定6(1/240.9)」といった差が設けられています。
これだけREG確率に設定差があると、REGが極端に良い場合、少々BIG確率が悪かったとしても、その点だけで言えば高設定っぽさがにじみ出ている履歴であると言えるでしょう。
もちろんその台が高設定であるか否かの判断は、当日履歴のみで行うべきではないので、諸々の根拠を整理した上で高設定か否かの判断を下すべきです。
ジャグラーシリーズの高設定狙いについては以前、基本的な狙い方をまとめた記事を書きました。
この記事で書いたような手順を踏んで高設定と判断した台に関しては、仮にBIG確率が悪い事で現状の出玉が振るわない(投資がふくらんでいる)状況だったとしても、高設定だと思うのであれば打ち続けるべきなのです。
そしてそう思える根拠として、「確率は収束する」という言葉が用いられるのです。
「たとえ今現在はREG確率ばかり良くてBIG確率がとことん悪くても、そのうちBIG確率も上向いてきてBIG確率とREG確率ともに高設定らしい数値になるはず」
このように思えるからこそ、展開の悪い高設定を粘り強く回していけるわけです。
「ボーナス確率の収束=足りない分の補填や多すぎる分の削減」ではない
例えばマイジャグラー4の設定6を打っていた場合
- 総ゲーム数:2000G
- BIG回数:5回
- REG回数:10回
このような履歴になっていたとします。
このような数値となったマイジャグラー4の設定6において、「確率の収束」が起こるとした場合
- 総ゲーム数:5000G
- BIG回数:20回
- REG回数:20回
例えばこのような数値になるために、2000G~5000Gの区間でBIG確率が上昇(例えばこの区間だけBIG確率が1/200になるなど)して、設定6並みの数値へと近づけるような事になるのでしょうか。
実際には、そんな事にはなりません。
マイジャグラー4で言うなら、設定6のボーナス確率は常に「BIG確率1/240.9、REG確率1/240.9」であり、特定区間で確率が変わったりしませんし、今現在の確率が悪いからそれを補填するために当たりやすくなったり、逆に今現在の確率が良いからこの先当たりにくくなったりなどは一切ありません。
『ボーナス確率の収束』本当の意味
という事はつまり、ボーナス確率は収束なんてしないって事じゃ?と思う方もいらっしゃるでしょう。
それはある意味正しくて、ある意味では間違っています。
先ほど語ったように、特定の確率になるように現状の確率を参照してボーナス確率を変動させるような事はありません。そういった意味では「ボーナス確率は収束なんてしない」という事もできます。
しかし実際の所、試行ゲーム数が増えれば増えるほど、どの台のボーナス確率もその機種のその設定なりの数値に限りなく近づいて行くのも確かな事なのです(それこそ100万ゲームほどマイジャグラー4の設定6を回せば、ほとんどのケースでBIG確率REG確率ともに1/240に限りなく近い数値を示す事でしょう)。そういった意味では「ボーナス確率は収束する」とも言えるでしょう。
『ボーナス確率の収束』の本当の意味を今回のケース(マイジャグラー4の設定6)で語るなら、今後BIG,REG共に1/240.9の確率で無限に試行される可能性の前には、一時の偏り(BIG確率が1/400など)はあまりにも些細な出来事であるという事です。
1/400になる事があるなら、1/200以上になる事も一定確率で発生するわけで、そんな上下動を繰り返して行った先には結果的にBIG,REG共に1/240.9程度の数値になっているだろうという話ですね。
こういった、試行回数を重ねて行けば一時の偏りに影響される事無く平均的な結果を得られるという考え方を「大数の法則」と言います。
『ボーナス確率の収束』の意義
「ボーナス確率は収束する」という考えを持つことの意義とは、つまるところ高設定を打っている時に運悪く展開が悪いような時に心を折られないようにする事にあります。
要するに、『ボーナス確率の収束』という考え方はメンタルケアの一種なんです。
高設定を掴んで確り回して勝つというスタイルを貫くためには、その行動が勝利に繋がるという確信が無ければいけません。
展開が悪く投資がかさんでしまっているような時に、「今日はBIGが引けない日なんじゃないか?」などといった邪念によって高設定を手放すような事になってしまうと、長い目で見てジャグラーで勝てる割合や勝てる金額が減少してしまいます。
そうならないために、『ボーナス確率の収束』を信じて、もくもくと回す事ができるメンタリティーを形成する必要があるのです。
逆に言えば、運良く本来の確率以上にボーナスが引けているような場合には『ボーナス確率の収束』という価値観は意義を失います。
しかしそのケースに関しては、誤った収束論を持ち合わせていると「ここからボーナス確率が収束しそうだから沢山出ているうちにヤメとくか」といった間違った判断をしかねませんので、やはりどのケースでも『ボーナス確率の収束』というものがどういった事なのかを正しく認識しておく必要はあるでしょう。