ジャグラーシリーズが好きでよく打っているけど勝てない、負けが込むと懐事情的に打てない・・・そんな悩みを抱えている人も多いんじゃないでしょうか。
そんな人のために当サイトでは【ジャグラー勝ち組入門講座】と題しまして、ジャグラーシリーズで継続的に勝って行くために必要な技術や知識を段階を踏んで説明しています。
前回は『高設定台を予想して結果を検証する』方法について説明しました。
今回は高設定と予想した台を実際に打つ事とその結果に応じて考えるべき事、そして継続して勝って行くために必要な事について説明して行きます。
高設定予想台を実際にホールで打ってみる
前回、そして前々回で扱ったようなホールの設定投入傾向(クセ)から見た高設定になっているのではないかと思える台(狙い台)を予想したら、実際にホールでその台を打ってみましょう。
この場合大きく分けて二つの状況が考えられます。
- 当日の履歴データのない台を打つ(朝一からの稼働など)
- 当日の履歴データがある台を打つ(昼過ぎや夕方からの稼働など)
その日に誰も打っていない(打っていてもゲーム数が少ない)台を打つのと、十分に稼働している台を打つのとでは状況は大きく異なります。
今回は、当日の履歴データのない台を打つ場合に関して説明して行きます。
当日履歴データのない高設定狙い(朝一など)
高設定と予想した台を朝の開店から狙いに行った場合(実際に開店からじゃなくても全く回されていないような状況なら同様)、打ち始めの段階ではこれといった押し引きの情報がありませんから、とりあえず打ってみるしかありません。
これが当日履歴データがすでに育っている空台を拾うような稼働だと、当日のデータも参考にしつつリスクを軽減できるのですが、朝一などの稼働だとそれが出来ません。
しかしその分、高設定を掴む事さえ出来ればより多く回せるのが朝一から設定狙いをする大きなメリットです。
つまり当日履歴データのない(朝一など)設定狙い稼働は、ハイリスクハイリターンな立ち回りだと言えます。
朝一からジャグラーの高設定を狙う際に意識した方が良い事を下の記事で説明しています。入門講座の範疇としては少々難易度が上がってしまうので当記事では説明しませんが、もう少し詳しい話も知りたいという方はお読みください。
続行or止めの判断基準
朝一から調子よくポコポコとボーナスが当たり続けてくれれば問題ありませんが、そう上手くいく時ばかりではありません。
そんな時に問題となるのは、一体どの程度のゲーム数を様子見で回せば良いのかという話です。
これに関しては率直に言って正解はありません。
極端な話、アイムジャグラーで2000GでBIG5回REG5回なんて台が実は高設定だったという可能性もゼロではありませんから、「ここまで回してこの数値なら絶対に高設定ではない」と断定する事は極めて難しい問題なのです。
しかし、だからと言って低設定の可能性がどんどん増している台(ボーナス確率が悪い台)をまだ分からないからと粘り続けていては埒があきません。
これに関しては高設定予想の精度によって大きく話は異なります。
極端な話、絶対に高設定だと思う台なのであれば履歴がどんなに酷くても(ボーナス確率が悪くても)粘って打ち続けるべきです。
しかしそういった稼働をするには絶対の自信を持てるような狙い台を定めなければいけませんから、これから高設定狙いを身に着けて行こうとしている皆さんにとってはハードルが高すぎます。
ですから当面は、相当自信のある狙い台だったとしても、ある程度のゲーム数で見切りを付ける事をオススメします。
自分では相当自信のある狙い台だと思っても、実はそこには自分が認識していない条件が他にも存在していたり、そもそもクセを見抜いたとしてもあえてそのクセを外してくるタイミングがあるかも知れません。
ですので、仮にたまたまボーナスを引けなかったようなケースで高設定を捨ててしまう事があったとしても、実際には低設定の台を粘ってしまうリスクを回避するためには一定のラインで見切りを付ける事が必要となってきます。
このへんの匙加減は高設定狙いに慣れてくれば自ずと分かって来るものですが、これから始める人は中々ピンと来ない部分でしょう。
というわけでここでは、おおよその目安となるゲーム数と続行or止めの判断基準を提示させて頂きます。
- 1000G程度は回し、その時点での設定推測要素的に中間設定以上(設定3以上)に見える履歴になっていれば続行、そうでなければ止める。
- 追加で1000G程度回し(合計で2000G程度消化)、その時点での設定推測要素的に高設定(設定5以上)に見える履歴になっていれば続行、そうでなければ止める。
- その後も1000Gごとを目安に設定推測要素的に高設定と思えるか否かを確認、そう思えないと判断した時点で止める。
特定機種ではなくジャグラーシリーズ一般に適応できる話としたため少々分かりにくくなっていますが、設定推測要素とはアイムジャグラーシリーズやマイジャグラーシリーズで言えば主にREG確率の事です。
設定推測と設定狙いに向いているジャグラー機種については、これまでの当講座で扱ってきましたね。
あえてアイムジャグラーシリーズやマイジャグラーシリーズに焦点を絞って先ほどの3項目について書き直すと…
- 1000G程度は回し、その時点でのREG確率が中間設定以上(設定3以上)に見える履歴になっていれば続行、そうでなければ止める。
- 追加で1000G程度回し(合計で2000G程度消化)、その時点でのREG確率が高設定(設定5以上)に見える履歴になっていれば続行、そうでなければ止める。
- その後も1000Gごとを目安にREG確率が高設定と思えるか否かを確認、そう思えないと判断した時点で止める。
といった事になります。
最低1000Gとしている理由は、「最低でもこれぐらいは回さないと何とも言えないから」です。
仮に300G程度回して何も当たらずヤメという判断をした場合、たしかにどちらかと言えば低設定の可能性が高いともいえるので、そういった意味では「間違いではない」と言えます。
しかしこの程度のゲーム数であればどの設定でもそれなりに有り得る出来事ですから、これぐらいで止める選択をするようではそもそも高設定の入りそうな台を予想して狙い台を作っている意味がありません。
ちなみにマイジャグラーで300GでBIGとREG共に0回であった場合の設定推測結果は以下のようになります。
これはパチマガスロマガの設定推測ツールで算出した結果ですが、たしかに低設定ほど可能性は高まっています。
しかし設定6でも十分に現実的な可能性として起こり得る事である事も分かりますね。
というわけで最低でも1000G程度は消化してから進退を決めたい所ではあるのですが、ただやはり最初の頃は色々と不安になる事も多いと思うんです。
1000G回すと言っても、極端な話ボーナスを一回も引けなかったらそれだけで3万円近く負ける計算になります(1枚20円パチスロの場合)。
いきなりそんなに負けたら設定狙いが怖くて仕方なくなってしまうのも無理もない話です。
ですので、そんな設定狙いビギナーの皆さんには更に一点、緊急回避的に適応するべきルールを提供させて頂きます。
それは、「500G回してノーボーナスだったら止める」というルールです。
以下のグラフはマイジャグラー4で500G回してBIGとREGともに0回だった場合の設定推測結果です。
これも300Gのケースと同じくパチマガスロマガの設定推測ツールの結果ですが、先ほどの300GでBIGとREGともに0回の推測結果と比較しても、より高設定域の可能性が下がっているのが分かります。
これぐらいの数値になると、ある程度は意識しても良いのではないかと思います。
とは言え狙い台に確固たる自信があるのであれば、この程度のゲーム数&推測結果で止めるべきではない点は一応念頭に置いておいて下さい。
しかし実際の所として、それほど確実な狙い台を設定出来ていないような状況であるのなら、この推測結果を根拠として止めるのもそれほど的外れな立ち回りではありません。
特に設定狙いになれるまでは、極力リスクを負わない(大負けするとモチベーションが下がってしまうと思うので)事も非常に大切な事ですから、そういった意味でも「500Gノーボーナスなら止める」という判断基準は理にかなっていると言えるでしょう。
このルールも先述の3項目にプラスして合計4項目となった続行or止めの判断基準は以下の通り。
- 500Gまわした時点でBIGとREG共に0回であった場合はその時点で止める。
- 1000G程度は回し、その時点での設定推測要素的に中間設定以上(設定3以上)に見える履歴になっていれば続行、そうでなければ止める。
- 追加で1000G程度回し(合計で2000G程度消化)、その時点での設定推測要素的に高設定(設定5以上)に見える履歴になっていれば続行、そうでなければ止める。
- その後も1000Gごとを目安に設定推測要素的に高設定と思えるか否かを確認、そう思えないと判断した時点で止める。
これが当日履歴データのない状態(朝一など)に狙い台を自ら回していく時の続行or止めの判断基準となります。
設定推測ツールの活用
設定狙いに慣れてくると自分の感覚で色々な事を判断する事ができるようになりますが、それまではある程度の客観的な基準を提示してもらった方が続行or止めの判断で迷わずにすむと思う人も多い事でしょう。
そこで活用したいのが設定推測ツールです。
自分が活用しているのはパチマガスロマガの『設定推測ツールG』というものです。
これはマイジャグラー4の設定推測ツールG画面ですが、打ち始めの段階で活用したいのはこの「打ち始めのデータを考慮する」の項目に「総ゲーム数/BIG回数/REG回数」の数値を入力して『設定推測!』ボタンを押す事で「総ゲーム数/BIG回数/REG回数」のみで判断した設定推測結果が表示されます。
もし正確な差枚数が分かる場合ならそれも入力すればより精度の高い推測が可能となりますが、分からなければ空欄のままにしておけば差枚数を加味しない設定推測結果を表示してくれます。
これ以外にも自分が打っている中で数えた「特定役出現率」まで考慮した設定推測も可能であり、設定推測に慣れてからも色々と活用できる優れた設定推測ツールです。
残念ながらパチマガスロマガの有料会員に登録しておかなければ使えない機能ではありますけど、設定推測ツール以外にもパチスロを打って勝とうとした場合には非常に有益な情報を得られるサイトですから、月額数百円を払うだけの価値は十分にあります(正直パチスロで勝っている人はほとんど登録しているサイトだと思われます)。
もちろん「このツールがなければ勝てない」わけではなく、「客観的な判断を得る上で便利」なだけですから必ずしも活用する必要はないのですが、ついつい判断に迷ってしまう…という方は導入を検討しても良いかも知れませんね。
今回のまとめ
- 設定狙いには大きく分けて「当日履歴データのない状況」と「当日履歴データのある状況」の二つに分類できる
- 朝一や早い時間からの設定狙いはハイリスクハイリターン
- 1000Gごとに設定推測要素を確認しつつ進退を決める
- 500Gでノーボーナスだった場合には緊急回避的に止めるのもアリ
- 設定推測ツールを活用するのもアリ
今回は当日履歴が育っていない朝一などの状況から設定狙いで稼働する場合、続行or止めの判断をどのように付ければ良いかを説明しました。
次回は今回説明した稼働に比べるとローリスクローリターン(ミドルリスクミドルリターン)とも言える「当日履歴データがある状況(昼過ぎや夕方からなど)での設定狙い」について説明して行きます。
それでは今回はここまで。