スロットコーナーの主役であるジャグラーシリーズの中でも何気に人気が高いゴーゴージャグラーシリーズ。
人気の理由は後述しますが、5号機における初代ゴーゴージャグラーと2代目であるゴーゴージャグラー2が現在ホールで稼動中なのですが、この2機種に関して少々面白い現象が来年起こります。
というのも実はこの2機種、「5号機初代ゴーゴージャグラーの方がゴーゴージャグラー2よりも長く設置される」のです。
なぜ後から出たゴーゴージャグラー2の方が早く撤去されてしまうのか、今回はその理由や人気の理由、さらには高設定狙いをする上でのゴーゴージャグラーについて語りたいと思います。
ゴーゴージャグラー人気の理由
設置台数こそアイムジャグラー系とマイジャグラー系の後塵を配していますが、人気の度合いで言えばマイジャグラーに匹敵するのではないかと感じるぐらい安定した支持を得ているゴーゴージャグラーシリーズ。
この人気がどこから来るのかと言えば、それはやはり何といっても「ガコッ」音が鳴らない事に尽きるでしょう。
マイジャグラーがあらゆる属性(老若男女)に人気である理由の大きなものとして、「ガコッ」音が鳴らない事と周りからGOGO!ランプ点灯が見えにくい点が挙げられますが、ゴーゴージャグラーもマイジャグ人気理由の片割れである「ガコッ」音が鳴らない機種である事が人気を支える一番の要因と言えるでしょう。
ゴーゴージャグラーは高設定狙いの要注意機種
ゴーゴージャグラーシリーズには「ガコッ」音が鳴らない以外にも特徴的な点があります。
それは、REG確率の設定差がジャグラーシリーズの中では比較的小さいという事。
ゴーゴージャグラーボーナス確率 | ||
---|---|---|
設定 | BIG | REG |
設定1 | 1/269.7 | 1/364.1 |
設定2 | 1/268.6 | 1/336.1 |
設定3 | 1/266.4 | 1/318.1 |
設定4 | 1/260.1 | 1/283.7 |
設定5 | 1/255.0 | 1/255.0 |
設定6 | 1/242.7 | 1/242.7 |
このように、設定1で1/364.1であるのに対して、設定6で1/242.7となっています。
例えばアイムジャグラーの場合だと・・・
アイムジャグラーボーナス確率 | ||
---|---|---|
設定 | BIG | REG |
設定1 | 1/287.4 | 1/455.1 |
設定2 | 1/282.5 | 1/442.8 |
設定3 | 1/282.5 | 1/348.6 |
設定4 | 1/273.1 | 1/321.3 |
設定5 | 1/273.1 | 1/268.6 |
設定6 | 1/268.6 | 1/268.6 |
このように、設定1で1/455.1であるのに対して設定6で1/268.6となっており、ゴーゴージャグラーに比べると大きな設定差が付けられています。
両方ともBIG確率にはそれほど大きな差は付けられていませんから、ゴーゴージャグラーはジャグラーの設定推測における定石である「REG確率に注目する」という視点で見ると、最も低設定を高設定と誤認しやすい台の一つだと言えます。
しかも、スペック的にもマイジャグラーシリーズのようなハイスペックジャグラーに比べると、少々物足りないものとなっています。
このように考えると、あまり高設定狙いの対象とする気にはなりませんよね。
しかし、だからこそのメリットもあります。
それは、こういった特徴によってプロを始めとした高設定を狙い撃つ打ち手がゴーゴージャグラーを避けやすい事による競争率の低さです。
マイジャグラーシリーズはスペックの高さと設定判別要素が他のジャグラーシリーズと比べて比較的強いという点で中級者以上の打ち手が狙う機種の筆頭となっていますが、だからこそ高設定の絶対数はアイムジャグラー系に比べて少なくなっています。
ハイスペックながら競争率が高く高設定割合も低いマイジャグラー系を避けてゴーゴージャグラーを頑張ってくれているホールを探して狙い撃つというのは、まさにジャグラー上級者の立ち回りと言えるでしょう。
実は2代目の方が短命
ジャグラーシリーズの撤去時期をまとめた記事でも掲載していますが、実はゴーゴージャグラーに関しては、ゴーゴージャグラー2の方が初代よりも先に撤去されてしまいます。
ゴーゴージャグラー
検定日 | 2014/12/12-2015/1/8 |
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検定切れ | 2017/12/11-2018/1/7 |
認定切れ | 2020/12/11-2021/1/7 |
ゴーゴージャグラー2
検定日 | 2017/10/23-2017/11/13 |
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検定切れ | 2020/10/22-2020/11/12 |
認定切れ | 認定不可 |
ゴーゴージャグラー2は再認定を取れない
5号機のパチスロは2018年2月以降は再認定を受ける事ができないため、2019年に導入を開始したゴーゴージャグラー2は再認定の対象外となってしまいます。
しかしそれなら検定期間の3年間、2022年までは使えるのでは?と思う所なんですが、実はゴーゴージャグラー2という台は2017年の10月~11月にかけて全国各地で検定を通過している台なのです。
発売されたのは2019年ですが、台の検定自体は2017年の10月~11月に通過しているので、検定期間は2020年の10月~11月までという事になってしまうのです。
つまりゴーゴージャグラー2は5号機初代ゴーゴージャグラーよりも2か月前後早く全国から姿を消す事になるでしょう(今後5号機みなし機についての全国的な規制緩和等が行われなければ)。
©KITA DENSHI