すでにジャグラーの撤去期限を一覧で説明している記事の内容では修正を入れておりますが、コロナ禍の影響によって業界環境が悪化した事を理由として、5号機パチスロの設置期限が再延長されました。
この記事では、今回の再延長について、もう少し詳しく説明して行きたいと思います。
5号機撤去期限が再延長
改正点の主な内容は以下の通り。
◆当初、2020年12月末までに検定、認定切れの予定だった遊技機
→パチンコの羽根モノ、ちょいパチ、甘デジ及びパチスロのノーマルAタイプは、1年以内(改正前は7ヵ月)に撤去を行う。
◆当初、2021年1月以降に検定、認定切れの予定だった遊技機
→当初の検定、認定切れの日付から1年以内に撤去することとし、「新目標 新規則機設置比率(PC/PS合算)」を目途に毎月撤去を行う。
2020年内に検定・認定期限が切れた機種についての延長期限が「+7か月」から「+1年」に延長されました(つまり+5か月延長)。
2021年1月以降(ほとんどの場合で1月31日)に検定・認定期限が切れた機種についての延長期限は「11月30日」から「+1年」に延長されました※(つまり2022年1月31日まで)。
※ただし月毎に撤去を進める目標が設定されており、徐々に6号機比率を高めていく必要はある。
ジャグラーの場合は?
ジャグラーシリーズで影響を受けるのは以下の機種たちです。
+5か月延命
- ゴーゴージャグラー
- ゴーゴージャグラー2
2022年1月末まで
- マイジャグラー3
- マイジャグラー4
- ファンキージャグラー
- ニューアイムジャグラーEX-KA
- アイムジャグラーEX-AnniversaryEdition
- アイムジャグラーEX-AE/KT
- スーパーミラクルジャグラー
全てが残るわけではない
前の項目で挙げた機種については、ゴーゴージャグラー/ゴーゴージャグラー2については当初の予定よりも+5か月、他の機種については最長で2022年1月末まで打てるという事になります。
しかし実際の所としては、5号機の設置台数制限もありますので、全ての機種がギリギリの期限まで残っているわけではありません。
具体的に言えば、より人気の高い機種以外は、設置期限を全うするまえに撤去される可能性が高いと思われます。
また、当初2021年以降に検定、認定切れの予定だった遊技機は、2022年1月末を撤去期限(改正前は2021年11月末)とし、「新目標 新規則機設置比率(PC/PS合算)」を目途に撤去を進めることとした。
「新目標 新規則機設置比率(PC/PS合算)」とは、各ホールが新規則機の設置比率を段階的に高めていくための目標値だ。その内容は2021年7月末「75%」、9月末「80%」、11月末「90%」、2022年1月末「100%」としている。
しかしここで問題となるのは、「PC/PS合算」という部分です。
これはつまり「パチンコ/パチスロ合算」という意味なんですが、新基準機(パチスロで言えば6号機)の設置割合の算出基準がパチンコとパチスロの合算で考えるという事です。
こうなると、例えば5号機のパチスロを可能な限り多く残しておきたいと思う店があった場合、パチンコの方を優先的に新基準機へ入れ替えてパチスロはギリギリまで5号機を設置し続けるような策に出るホールも出て来るでしょう。
5号機を可能な限り設置し続けるという点で言えば、大型のパチンコパチスロ併設店ほど有利であり、小型のパチスロ専門店ほど不利になるという事ですね。
マイジャグラーシリーズが最後まで残るでしょう
以前別の記事でも書いたように思いますが、結局最後まで残るのはマイジャグラーシリーズの可能性が高いです。
特にマイジャグラー4、多くのホールが可能な限りマイジャグラー4を設置し続けようとする事は容易に想像できます。
なにしろ現在、ホールにおいて圧倒的に人気のあるパチスロ機ですからね。
そう考えて見ると、マイジャグラーシリーズに比べると稼働が良くないスーパーミラクルジャグラーや5号機アイムジャグラー系機種については今後撤去候補になる可能性が高いと言えますので、なくなってしまう前に思う存分打っておいた方が良いでしょう。
少しだけ設置期限が伸びた5号機ジャグラー機種達ですが、そうは言っても来年の1月末で本当に最後です。
悔いのないように、しっかりと5号機ジャグラーを味わい尽くす2021年にして行きましょう。