リプレイ時にメダル投入できるorできないジャグラー機種一覧【コインの受付けが有効or無効?】

メダルシルバー

最新のジャグラー機種を打つと、当たり前のようにリプレイ時にもメダルの投入が可能となっていて当初はビックリしました。

今でこそパチスロ機種において常識的な仕様となったリプレイ時にメダル投入が可能な仕様ですが、これが実現したのはほんの数年前である事をご存知でしょうか。

今回はこの「リプレイとメダル投入」について語って行きたいと思います。

リプレイ=再遊戯役≠小役

リプレイとメダル投入の関係性について触れる前に、そもそも『リプレイ』とは何なのかという点を説明して行きます。

パチスロにおける『リプレイ』とは『再遊戯役』の事であり、これが成立した場合には新たにメダルをベットすることなく次ゲームを消化する事が可能となるものです。

リプレイ=小役という認識を持っている方は非常に多いと思います。

しかし実は、パチスロ機を作る上でのルールに書かれている分類によれば、再遊戯役と小役は別のものであるとされています。

つまり、リプレイ(再遊戯役)は小役ではないのです。

とは言え実際問題としては一般的にはリプレイも小役の一部として認識されているのが普通ですし、他機種において『小役ナビ』という名目の下でリプレイがナビされる事も多く、実質的には小役の一部のようなものだとは言えるのですけどね。

リプレイ時にメダル投入が可能となった理由

ひと昔前までのパチスロでは、リプレイ時にメダルの投入が出来ないのは極々当たり前な事でした。

というのもリプレイ=再遊戯役ですから次ゲームも回せる権利をすでに得ている状況なので、そこに追加してメダルをベットしても意味がないわけですから。

しかしよくよく考えて見ると、ベットする必要はないにしろクレジットのメダルを貯めることぐらいは出来ても良いのでは?と思わないでもないですよね。

しかしそれまでのパチスロでは「リプレイ時はメダル投入が無効」というのが絶対的なデファクトスタンダードだったので、「そういうものだ」とパチスロメーカーもホールもユーザーも皆がそう思っていましたし、「それがルールとして存在している」とも思っていました。

しかしそんな常識がある機種の登場でぶち壊されます。

キャッツ・アイ‐コレクション奪還作戦筐体

©北条司/NSP 1981 版権許諾証 YNI-426, ©OLYMPIA

オリンピアから2013年5月に登場した『キャッツ・アイ コレクション奪還作戦』です。

この機種で初めてリプレイ時にメダル投入できる仕様が市場へ投入されました。

当時のスロッターはこの事実を知った時、こう思ったものです…「規則が変更されたのか」と。

しかし実はそんな事は全く起こっておらず、この機能はそれまでの規則の下で普通に実現できるものだったのです。

要するに、「リプレイ時にメダル投入を有効にしてはいけないルールなんて最初からなかった」のです。

そんなルールが存在していない事にすら気付かないほど「リプレイ=メダル投入不可」がパチスロの絶対的な常識でしたし、それを疑う人もほぼ全く存在していなかった事でしょう。

目から鱗がはがれた事でオリンピア以外のメーカーからもリプレイ時にメダル投入が可能な台が続々と登場するようになり、今となってはそれが業界標準となりましたね。

ジャグラーシリーズは変化に慎重だった

他のメーカーや機種達が概ねリプレイ時のメダル投入という仕様を受け入れた頃にもジャグラーシリーズに関してはまだその仕様が実装されない期間が続きました。

ジャグラーシリーズの強みとは即ち、「変わらない事」にあります。

筐体やボーナスサウンドやリール絵柄(特にリプレイ絵柄)などはマイナーチェンジを繰り返してはいるものの、根本的な部分では変わらぬゲーム性をジャグラーシリーズ登場以来ずっと保持し続けており、その安心感がジャグラーシリーズ最大の魅力であり強みでもあります。

そんなジャグラーシリーズにとっては「リプレイ時にメダル投入を有効にする」というだけの変化であっても他機種に比べると圧倒的に慎重とならざるを得なかったのでしょう。

コロコロと仕様の変わる続編を出し続けるメーカーがある一方でこういった姿勢を見せる北電子であるからこそ、変わらぬ支持を得られるジャグラーシリーズを輩出し育て続けられて来たのかも知れませんね。

リプレイ時にメダル投入可能なジャグラー

リプレイ時にメダルの投入が可能なジャグラーシリーズ機種は以下の機種です。

導入時期的に表現するなら、「アイムジャグラーEX-AE以降はリプレイ時にメダル投入を受け付けるようになっている」という事ですね。

逆に言えば、「アイムジャグラーEX-AEより前の機種はリプレイ時にメダル投入を受け付けない」という事になります。

ここで注意したい点として、同じアイムジャグラーEXでもEX-AEより前に登場した「アニバーサリーエディション」などは旧来的な仕様(リプレイ時にメダルを受け付けない)となっているので、「アイムジャグラーEXはリプレイ時にメダルを受け付ける」とは言えないという事はご留意ください(あくまでもアイムジャグラーEX-AE以降の機種に限ります)。

今となっては旧仕様が不便

これだけリプレイ時にメダルを投入できる仕様が浸透すると、古めの機種を打った時にリプレイ時にメダルを入れてカラカラと下皿から戻ってくると、少々不便な気持ちにもなったりします。

リプレイ時にメダルを投入できる事のメリットとは、メダル投入→プレイ→メダル投入→プレイといったリズムで打っている時、間にリプレイが挟まるとリズムが乱れるという問題が解消される点にあります。

とくにリプレイ確率が高い機種などは顕著に影響がありましたから、リプレイ時にメダルを投入できるようになって随分と快適になっていたように思います。

ジャグラーにしてもメダルを投入できて困る事もないので、他機種に比べて少し遅れてではありましたが、この仕様を実装して貰えて良かったと感じています。