2022年1月末でパチスロ5号機が完全撤去される予定となっています。
5号機時代のパチスロをけん引したのは間違いなくジャグラーシリーズだったと思いますが、その中でも記録的な人気を博しているのは何と言ってもマイジャグラーシリーズです。
しかしその中でも、特にマイジャグラー4の人気は凄まじく、同時に設置されているマイジャグラー3と比較しても稼働の良さは頭一つ抜けている状況なんですよね。
同じマイジャグラーシリーズでもこれだけ違うのはナゼ?といった点を考えてみようと思います。
マイジャグラーシリーズ共通の人気理由
まずはマイジャグラーシリーズ自体の人気について、考えられる理由をいくつか挙げてみましょう。
ランプが周りから見えない
マイジャグラーシリーズがジャグラーシリーズの中でも画期的だったのは、GO!GO!ランプが点灯している事が打っている本人にしか分からないという点です。
ランプの視野角を狭く絞る事で、打っている本人(それと真後ろから見ている人)以外にはランプが光っている事が分からない状況を作り出したのは、ジャグラー史上最大の発明だったんじゃないかと思います。
これの何が良いかと言えば、特に目押しに少々不安のある方にとっては「周りからボーナスを揃える様子を見られているんじゃないか」といったプレッシャーを感じづらくなった事です。
ランプが光っている様子が周りから確認されている状態で中々ボーナスを揃えられない…この事が大きなプレッシャーとなってしまう方も多いものです。
その点マイジャグラーならランプが光っている事を周りから察知されづらいので、打っている本人にとっても周りの目を然程気にせずに打てるというのが大きなメリットとなります。
実際に目押しにやや不安のある方の中には「マイジャグラーしか打たない」という人も、今ではかなり多いですよね。
ガコッ音がしない
アイムジャグラーシリーズなどでお馴染みのランプ点灯音、「ガコッ」とも「バコッ」とも、場合によっては「ガッ」といった表現をされたりもするアノ音ですが、あれが苦手だという方は結構多いんですよね。
アノ音が苦手だからマイジャグラーシリーズorゴーゴージャグラーシリーズしか打たないという人は、非常に多いのではないでしょうか。
恐らくはマイジャグラーシリーズ最大の人気理由はこの点なんじゃないかとも思います。
出玉性能が高い
ジャグラーシリーズの中で言えばマイジャグラーシリーズはハイスペックジャグラーの代名詞ともされる機種です。
設定6であっても出玉性能がマイルドなアイムジャグラーシリーズと比較してマイジャグラーシリーズの設定6はかなり高い出玉性能を持っています。
高設定であってもマイルドなアイムジャグラーは打たないけれど、マイジャグラーなら打つというユーザーもかなり多いですね。
もちろん実際に勝ちやすいのはアイムジャグラーとマイジャグラーどちらか?というのはまた別の話になるのですが、マイジャグラーシリーズにはそういった出玉性能の高さを求めるユーザーも食指を伸ばしやすいという事です。
マイジャグラー4の人気理由
同じマイジャグラーシリーズでも、なぜかマイジャグラー3よりもマイジャグラー4の方が断然人気があります。
具体的に言えば、全国の稼働データを集計しているサイトセブンのデータによると累計平均ゲーム数(当記事作成時点)で以下のような差がついています。
累計平均ゲーム数 | |
---|---|
マイジャグラー4 | 3973 |
マイジャグラー3 | 3174 |
このように、同じマイジャグラーシリーズでありながらマイジャグラー4の方が25%ほど稼働が良いという結果が全国データで分かります。
なぜここまで差があるのか、考えられる理由を挙げてみましょう。
新しいから
これは何でもそうかも知れませんが、同じような機種(特にマイジャグラーシリーズはシリーズ通してスペックは完全に同じ)があったとしたら、より新しい方が人気となりやすい事はあるのかもしれません。
経年劣化の観点からも、マイジャグラー3は筐体自体が少々痛んでいるケースも多いです。
メダル投入口の塗装が剥げてしまっている事も、やはりマイジャグラー3の方が多いです。
たまに遭遇するのは、スピーカーまわりがビビっているのか、なにやら不快なノイズが混じっている事があります(スピーカーの経年劣化?)。
そういった観点からも、どうせ打つなら新しい方を…といった事になりやすいのかも知れませんね。
筐体・パネルデザインが好かれている
マイジャグラー4の筐体全体やパネルは、マイジャグラー3と比べて全体的に柔らかい、可愛らしいデザインとなっています。
左がマイジャグラー3、右がマイジャグラー4ですが、色使いがより明るいピンク基調となっていますし、全体的に曲線を多用した、パネルデザインの観点から見ても可愛らしい筐体に仕上がっていますよね。
こういった愛らしいデザインが好感を持たれている面は大いにありそうです。
リプレイ時にもメダル投入を受け付ける仕様
現在多くのパチスロはリプレイが揃った状態でもメダルの投入を受け付ける仕様となっています。
しかしこれは何年か前に初めて実装された機能であって、それまでのパチスロは全ての機種がリプレイ時にメダルを投入するとクレジットに換算されず下皿へ戻って来る仕様でした。
リプレイ時にメダル投入できるorできないジャグラー機種一覧【コインの受付けが有効or無効?】
ジャグラーシリーズはこの機能を実装するのが遅く、マイジャグラー3のタイミングではリプレイ時のメダル投入を受け付けないしようのままだったんですよね。
それがマイジャグラー4のタイミングでは受け付ける仕様になったことで、マイジャグラー4ではリプレイ時にもメダルを投入する事が可能となっています。
今マイジャグラー3を打つと、やはりリプレイ時にもメダル投入が可能である方が便利で良いなと感じます。
この点がマイジャグラー4の人気を後押ししている面もある気がしますね。
プレイ音がまろやか
筐体の印象とリンクしてか、マイジャグラー4の方がマイジャグラー3に比べてメダル投入音やボタン停止音、メダル払出音などのプレイ音が全体的にまろやかだと感じます。
これは人それぞれ好みが別れる所でしょうが、このまろやかな打感が好きだという人も実は結構多いのかも知れませんね。
そうだとすれば、どちらかと言えばマイジャグラー4の方を打ちたいという方が多かったとしても不思議はありません。
ショートフリーズ系プレミアが豊富
マイジャグラー4はマイジャグラー3に比べてプレミア演出が豊富に用意されています。
特にショートフリーズ系のプレミア(ボタン操作などが出来なくなるもの)が増えているので、こういった違和感演出が心地よいという人も多いんじゃないでしょうか。
淡々とランプを凝視しながら打ち込んでいく中で、「アレッ?」と違和感を感じる瞬間、たまりませんよね。
そういったプレミア演出の気持ちよさもマイジャグラー4を選択する理由付けとなっている可能性があります。
6号機のマイジャグラー5も楽しみ
マイジャグラー4は5号機ジャグラーシリーズ最大のヒット機種と言って差し支えない実績を残した名機です。
しかもジャグラーシリーズの良い所は、そういった機種の良さを次のシリーズ機種へしっかりと継承していく事ですから、当然マイジャグラー5もマイジャグラー4の良さを引き継いだ名機として登場する事が期待されています。
6号機ということでどうしてもボーナスの獲得枚数は減ってしまいますが、それでもマイジャグラーシリーズの持つ基本的な魅力は損なわれる事なく継承されて行く事は疑いのない所ではないでしょうか。
そんな6号機としてのマイジャグラーが登場するまで、マイジャグラー4、そしてマイジャグラー3も存分に打ち尽くしておきましょう。
©KITA DENSHI