ジャグラーシリーズの高設定狙いについて、これまで何度か記事で触れてきました。
こちらの記事で触れたように、高設定と思われる台から逆算して、なぜこの台に高設定が入るのかを検証することで、その店がどのような台に高設定を使いやすいのかが、ある程度見えてくる事があります。
その傾向がほぼ確実に実行されるレベルのものであれば、その傾向に合致する台を打ち続ける事で高設定を掴み続ける事が出来ます。
そうなると、やはりそういった傾向が分かりやすい店を見つけて打ちに行くべき…となりそうなものですが、実際には必ずしもそうではないのです。
明確な狙い目が絞りやすいホール
ほぼどの台が高設定になるかがピンポイントで丸わかりになっているようなホールです。
メリット
何といっても狙いが絞りやすいという事は、つまり高設定へ簡単にたどり着けるわけですから、素晴らしい事です。
狙いが不明確な状況だと、当日の履歴に一喜一憂することになりますが、高設定投入傾向が明確な場合には話が別。
当日履歴が多少悪い方に振れたとしても、それを補って余りあるホールの投入傾向からの確信があります。
狙い目が確実であればあるほど、当日の履歴は関係なく追う事ができます。
デメリット
狙いが絞りやすい、要するに高設定を簡単につかむ事の出来るホールですから、それはもちろん良い事です。
しかし狙いが絞りやすいというのは、自分だけではなく他の人にとっても同様であると考えるべきである点は忘れてはいけません。
明確な狙い方、特に分かりやすい傾向が顕著に表れているホールというのは、それだけライバルの数も多いケースが多いのです。
そうなってくると、あとは並び勝負や抽選勝負となってくるので、プロを始めとした「ガチ勢」が有利な状況となってきます。
より時間や労力、そして徒党を組める人が有利になる状況なので、それ以外の人々にとっては不利となってしまいます。
明確な狙い目を絞れないホール
何となくの傾向はあるものの、ピンポイントでこの台!と特定できるほどには絞れない店の場合。
メリット
ピンポイントで高設定の狙い目を付けずらいという事は、高設定を狙うライバルの減少につながります。
特に朝一からガッチリと狙いにいくような打ち手はリスクを嫌がりますから、狙い目が曖昧な状況では基本的には狙いません。
そうなってくると、良い履歴の台を夕方から掴んで打つようなジャグラー稼働の定番とも言えるような勝ち筋を見出しやすい環境とも言えるのです。
こういった、朝一ではなく昼以降や夕方以降から高設定の台を掴んで稼働することを『後ヅモ』なんて言ったりもします。
デメリット
ピンポイントで絞れないという事は、つまり低設定を打たされてしまうリスクが存在するという事。
そうなってくると、朝一から狙う場合にはそのリスクを受け入れなければいけない事となります。
リスクを受け入れても良いか否かの判断は、何分の一まで狙いを絞れるか、あとは台のスペックなど次第となりますが、やはりピンポイントで絞りやすい環境に比べると、狙った台が当たりかどうか分からない以上は難しい戦いを強いられる事にはなります。
傾向が全く分からないホール
たまにサイコロでも振って設定の入れ方を決めているんじゃないかと思うほど傾向が分からないホールもあります。
そういったホールに関しては、基本的には狙う必要はありません。
よほど全体的な設定状況が良いのなら話は別ですが、そうでない場合だと仮に当日履歴が優秀であっても、それ以外の根拠(その店の高設定投入傾向に合致するなど)を用意できない事で、結果的には低設定だった台を長時間粘らされるリスクが高まります。
リスクはチャンスの証
リスクがあるというのは、裏を返せばチャンスのある状況とも言えます。
設定投入パターンが分かりやすいホールの場合、その台を確保するための労力として長時間の並びや抽選に多くの人数を用意できるなどの強みを持つ人であれば、そういった環境が向いていると言えます。しかし裏を返せば、そういった事の出来ない人(仕事帰りの方など)にとっては高設定を掴む事が困難な状況である場合が多くなります。
逆に設定投入パターンが分かりづらいホールの場合、朝一から掴んで閉店まで稼働するような打ち方をしたい方にとっては、低設定を長時間打ってしまうかもしれないリスクが付きまといます。しかし裏を返せば、そういった朝一からガッチリ狙いに来るようなツワモノが狙いにくい環境である事で、より多くの人にとってチャンスのある環境が出来上がる可能性が高いのです。
簡単に高設定が手に入る状況ほど競争率が高くなりますし、その逆もまた然り。
またジャグラーシリーズの中でもスペック的に優秀な台とそうでない台がありますから、より設定6のスペックが優秀なマイジャグラーシリーズは競争率も高くなりやすく、逆にスペック的に低めなアイムジャグラーシリーズは競争率は低く収まりやすいという傾向もありますね。
高設定狙いの絞りやすさとスペック、この兼ね合いによる競争率を考えつつ、自分自身が最も高設定にたどり着ける可能性が高い環境を探してジャグラーを打つことをお勧めします。